日本第一霊験所根本熊野大権現 世界遺産
熊野本宮大社
くまのほんぐうたいしゃ
熊野詣の人々が夢にまでみた聖地、熊野本宮大社へは、杉の木立が生い茂る静かな森の石段を上ります。
熊野三社のなかでも、とりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせる現在の熊野本宮大社は、明22年(1889)の熊野川の大洪水で流出を免れた社殿をそっくりそのまま移築したもので、元は大斎原と呼ばれる熊野川の中州にありました。
大注連縄のかかる門をくぐると杉の緑を背にした檜皮葺きの社殿と対峙します。向かって左手の社殿が牟須美(むすみ)・速玉(はやたま)の両神。中央は主神の家津御子神(けつみこのかみ)、 そして右手は天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)を祀っています。
荘厳な社殿の前にたたずむと、はるか千年続く詣での願いが渦巻いているような雰囲気に包まれます。
ご案内
熊野大権現(阿弥陀如来信仰)のご利益に、極楽浄土、間違いなく約束されし、喜び勇む霊地。癒しの聖地です。
御主神
主な行事
4月13日 湯登神事、宮渡神事
4月14日 舟玉祭、祓戸天神社例祭、前夜祭
4月15日 本殿祭、神輿渡御祭
本宮大社旧社地・大斎原
熊野川と音無川・岩田川が合流するところで、かつてはここに熊野本宮大社がありました。明治22年の大洪水で大部分は 流失しましたが、水害から免れた社は現在の熊野本宮大社の場所に移築されています。
二基の石祠が、かつて社地であったことを知らせる大斎原には、平成12年かつての壮大な社地を偲ばせる日本一の大鳥居が建てられました。
御歌
はるばると
さかしきみねをわけすきて
おとなしかわを
けふみつるかな
熊野本宮大社連絡先
和歌山県田辺市本宮町本宮1110
0735-42-0009
交通のご案内
京阪神方面から電車にて
② JRきのくに線にて新宮駅下車、駅前から熊野交通バスまたは奈良交通バスで。
京阪神方面から自動車にて
②阪和自動車道吉備ICより国道424号を南下、田辺市龍神村を経て国道311号に入り本宮へ。
③西名阪自動車道香芝IC経由、国道24号、国道168号を南下、本宮へ。