熊野本宮大社 奧の院 熊野修験道ゆかりの聖地
玉置神社(奥熊野)
たまきじんじゃ
玉置神社は、奈良県十津川村の霊峰玉置山(標高1076メートル)9合目に鎮座し、第十代崇神天皇の時代に創建されたと伝わっています。主祭神は国常立尊。平安時代より修験道の聖地として知られ、近世以降は大峯七十五靡の行場として峰人の重要な拠点となりました。また明治の廃仏毀釈以前には七坊十五ヶ寺を擁し、熊野信仰の奥宮としてその名が知られました。
現在の社務所は聖護院の寺院であった旧高牟婁院で、文化元年(1805)の建造。部屋を仕切る60数枚の襖は杉の一枚板で、狩野派の橘保春らの筆により華麗な花鳥図が描かれており、国の重要文化財に指定されています。
例大祭は毎年10月24日に行われ、白河法皇時代より伝わる弓神楽が奉納されます。春には山頂及び境内の約2000本の石楠花が開花し、 観光名所としても知られています。神社は、平成16年7月『紀伊山地の霊場と参詣道』として世界遺産に登録されています。
ご案内
神社境内の巨樹群の樹齢三千年、神代杉の霊樹を頂き、大自然に生かされている自分が実感できる聖地、行場であります。
主な行事
1月元旦 歳旦祭り
2月3日 節分祭
2月17日 折年祭 (摂社)
3月初午の日の前日 宵宮例祭
3月初午の日 【三柱神社例大祭】
3月20日 祖霊社霊祭
5月10日〜15日 玉石社・白山社・末社例祭
5月13日 宵宮
5月13日・14日 出雲大社分祠 玉置教会祭
6月30日 夏越大祓式
8月8日 大日祭
10月23日 大祭宵宮祭
10月24日 本殿 玉置神社例大祭
11月23日 新嘗祭
12月31日 大祓式右 除夜祭
神代杉
神社境内の巨樹群の中でもひときわ目を引く杉で、高さ28メートル、目通り8.4メート ル、樹齢は約3000年といわれます。巨樹群には、常立杉、磐余杉、大杉、夫婦杉等が含まれます。標高千メートル付近に杉の巨樹が生育するのは極めて珍しいこととされ、神代杉及び、杉の巨樹群は 県の天然記念物に指定されています。
御歌
神楽歌
熊野成
玉置宮乃
弓神楽
弦音須礼波
悪魔退久
玉置神社(奥熊野)連絡先
奈良県吉野郡十津川村玉置川1番地
0746-64-0500