KUMANOMANDARA13
熊野本宮大社 奧の院 熊野修験道ゆかりの聖地
玉置神社(奥熊野)
たまきじんじゃ
玉置神社は、奈良県十津川村の霊峰玉置山(標高1076メートル)9合目に鎮座し、第十代崇神天皇の時代に創建されたと伝わっています。主祭神は国常立尊。平安時代より修験道の聖地として知られ、近世以降は大峯七十五靡の行場として峰人の重要な拠点となりました。また明治の廃仏毀釈以前には七坊十五ヶ寺を擁し、熊野信仰の奥宮としてその名が知られました。
現在の社務所は聖護院の寺院であった旧高牟婁院で、文化元年(1805)の建造。部屋を仕切る60数枚の襖は杉の一枚板で、狩野派の橘保春らの筆により華麗な花鳥図が描かれており、国の重要文化財に指定されています。
例大祭は毎年10月24日に行われ、白河法皇時代より伝わる弓神楽が奉納されます。春には山頂及び境内の約2000本の石楠花が開花し、 観光名所としても知られています。神社は、平成16年7月『紀伊山地の霊場と参詣道』として世界遺産に登録されています。
ご案内
神社境内の巨樹群の樹齢三千年、神代杉の霊樹を頂き、大自然に生かされている自分が実感できる聖地、行場であります。