住吉神社(鮎川王子社)
KUMANOMANDARA9

大塔宮護良親王ゆかりの地

住吉神社(鮎川王子社)

すみよしじんじゃ

住吉神社は宝永年間に、摂津(今の大阪)の住吉大社から分霊し、牟婁郡の御社でしたが、明治以降、鮎川の守護神としてお祀りされ、交通安全、武勇、 安産の神様として崇められています。

住吉神社境内にある熊野劔宮は元弘元年(一三三一)、後醍醐天皇の皇子で知略に優れ武勇の誉れ高い護良親王が熊野落ちの時、小川の地にたどりつかれた際に残された御佩刀をお祀りし、学業成就と健康を願う神様として近郷近在の崇敬を受けています。

三之殿として祀られているお社は熊野詣の参拝の道中に作られた王子と呼ばれる社のひとつ鮎川王子が合祀して祀られております。

また、住吉神社の社叢は、面積は小さいですが、この地方では稀にみる古木が多く、オガタマノキ、クスノキ、イチイ ガシ、シイ、クロガネモチ、イヌマキ、ムクロジ、スギなど、自然林としての形がよく保存されています。


ご案内

交通安全。武勇、安産の神様です。

主な行事

  • 1月1日 元旦祭

  • 2月3日 節分祭

  • 3月31日 達磨まつり・戦没者慰霊祭

  • 6月30日 夏越の大祓

  • 8月15日 御霊社例祭

  • 10月11日 住吉神社例祭

  • 11月23日 新掌祭

  • 11月30日 秋の劔宮例祭

  • 12月31日 晦日の大祓

大塔宮物語(餅つかぬ里)

護良親王が熊野落ちの際、小川の谷深く逃れられました。
空腹のため、民家に食べ物を請われましたが誰一人として食べ物を差し出す者がおりませんでした。
すでに敵方のきついお布令が出ていたのです。
ちょうど十月の亥の子の日で家々では粟餅をたくさんついておりながら差し出すことが出来なかったことを申し訳なく思い、以後小川の里では一切餅をつかないようにして来ました。

御歌

そめし秋を 
くれぬとたれか 
いはた河
またなみこゆる 
山姫のそて

住吉神社(鮎川王子社)連絡先

和歌山県田辺市鮎川512

0739-49-0825

交通のご案内

電車・バスにて

京都・新大阪駅からJRきのくに線にて紀伊田辺駅下車。 紀伊田辺駅からは、JRバスまたは龍神バスで35分。鮎川新橋バス停下車徒歩約10分。

自動車にて

阪和自動車道・紀勢道上富田ICから国道42号・国道311号を経由。鮎川新橋を渡り、若者広場に沿ってすぐ。