臨済宗妙心寺派 全国だるま八名刺
大雄山
興禅寺こうぜんじ
創建は藤原時代にさかのぼり、開創の頃は定かではありませんが、竜統法印(昌泰元年没・八九八)が開基といわれ鎌倉中期までは真言宗に属し、その後、由良・興国寺を開いた覚心禅師(法灯円明国師)の影響を受けて臨済宗と改められました。
当山の記録では、秀吉の南紀討伐で、当地・龍松山竜巻城と共に焼失し寛文初期に、田辺・海藏寺の三世南龍禅師によって再興され、禅宗・妙心寺派 となり、現在三十九代で連綿と続いている由緒ある名刹です。
本堂内陣には釈迦三尊がまつられ、外に大権・達磨像・南竜禅師の木像等がまつられています。
大だるま像があることから、寺名は興禅寺ですが、通称「だるま寺」と呼ばれ、全国だるま八名刹のひとつに数えられています。
ご案内
七転び八起きの、不撓不屈の精神を授けてくださるだるま様です。
御本尊
主な行事
正月三が日 修正会(国の平和・五穀豊穣・一家無事息災祈願)
2月15日 涅槃会
4月最終日曜日 達磨まつり・戦没者慰霊祭
4月15日〜5月5日 夜間、庭園ライトアップ (拝観料は無料です。)ツツジ・シャクナゲ・ボタンなどを楽しめます。
5月8日 花祭り
7月7日 大涅槃会・無縁供養会
8月15日 盆施餓鬼会・塔婆供養会
8月17日 千灯供養・盆おどり
11月23日 報恩講・塔婆供養会
12月大晦日 除夜の鐘・大般若会
毎月18日 観音講
座禅会・法話会 随時(要予約)
だるま大師
だるま様は、今から約千五百年程前にインドから中国に神の教えを伝えた祖師です。 だるま様といえば、ユーモラスな張り子の置物などで広く親しまれていますが、「七転び八起き」の言葉通り、くじけず辛抱すれば必ず報われるという、不撓不屈の精神を授けてくれる尊いお祖師様です。
御歌
いちのせの
ふかきふちせは
かわるとも
つきぬだいひの
かげはとうとき
興禅寺連絡先
和歌山県西牟婁郡上富田町市ノ瀬無番地
0739-48-0101