芳養八幡神社
KUMANOMANDARA3

石清水八幡宮 小栗街道ゆかりの神社

芳養八幡神社

はやはちまんじんじゃ

芳養川流域一帯は、延久4年(1072)より、山城国(京都府)の石清水八幡宮の荘園でありましたが、承久3年(1221)の承久の変によって、鎌倉幕府より地頭として湯浅氏が任命されて荘園に入りました。その後、次第に地頭権限を拡大しての乱暴や、所有地の強奪などの行為に耐えかねた住民たちは、領主の石清水八幡宮に訴えました。領主は荘園の治安維持と繁栄のため、正応2年(1289)神徳あらたかなる八幡神を勧請させると共に楠本荘司(現在の宮司芳村氏の祖先)を遣わして荘園を治めさせました。以後芳養荘の治安も維持され、楠本氏も代々神職を続け神事に務めました。

田辺地方の領主となった湯川氏をはじめ浅野侯や安藤侯も崇敬し、神事料・社殿造営費等の寄進ばかりか安藤侯は享保9年(1724)に、名誉ある特別保護の「境内殺生禁制」の証文を下されました。しかし明治維新によって往時の盛観は失われ、今日では上・中芳養八区の氏神八幡神社の社名となりましたが、馬場となっている旧参道や例祭神事の駆場「やぶさめ」、また社宝によって往時の盛観を垣間見ることができます。


ご案内

龍神様が御本殿の地下から出現されました。
龍王さまは、大宇宙根元の御祖のお使いにして、一切を生み一切を育て、萬物を御支配あらせ給う王神なれば・・・ 十種の御宝を己が姿と変じ給いて自在自由に天界、他界、 人界を治め給う・・・愚かなる心の数々を戒め給いて一切衆生の罪穢の衣を脱ぎ去らしめ・・・萬物の病災を立ち所に祓い清め給う、有り難い神様です。

御主神

八幡三神

御祭神

  • 御祭神 八幡三神 誉田別尊(ほんだわけのみこと)
  • 御祭神 八幡三神 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
  • 御祭神 八幡三神 玉依姫命(たまよりひめのみこと)

主な行事

  • 11月3日 やぶさめ神事

  • やぶさめ神事

御歌

あせるな
おこるな
いばるな
くさるな
おこたるな

芳養八幡神社連絡先

和歌山県田辺市中芳養803

0739-23-1736

交通のご案内

京阪神方面から 電車にて

京都・新大阪駅からJRきのくに線にて紀伊田辺駅下車。バスで約15分、田尻橋下車約5分。南部駅よりタクシーで約10分。

京阪神方面から 自動車にて

阪和自動車道みなべIC から国道424号・県道35号を経由し中芳養に至る。