KUMANOMANDARA4
西山浄土宗 阿弥陀三尊座像(県指定文化財)
慶谷山
泉養寺せんにょうじ
泉養寺は西山浄土宗の寺で、今から約400数十年前、 天正年間に侶空受言上人によって開基されました。本尊は阿弥陀如来です。
裏堂には、県指定文化財である、阿弥陀如来・観音菩薩 ・勢至菩薩の三尊像が安置されています。
この三尊像は鎌倉時代末期の作といわれ、元々芳養八幡神社の神宮寺にあったものが、明治時代に泉養寺に移されたといわれています。
ご案内
泉養寺の開山侶空受言(ろくうじゅごん)上人は、もともと今川義元の家臣であったが、桶狭間(おけはざま)の戦いの後、西山浄土宗総本山、京都栗生(あおう)の光明寺で出家をされ、はるばる南紀州の地に赴かれ、泉養寺をはじめ4箇寺の寺を開基されたお方です。
三尊像は、もともと芳養八幡神社の神宮寺である鷲峰寺(じゅうぶじ)の仏像で、鎌倉時代後期の作とされており、約700年の歳月を経ていますが、ほぼ完全なお姿で安置されています。
御本尊
阿弥陀如来