KUMANOMANDARA30
臨済宗妙心寺派
安養山
海蔵寺かいぞうじ
国道42号、江田バス停から120メートルばかり山手に入ると、安養山海蔵寺の境内に入ります。 樹齢150年の蘇鉄、100年の銀杏がそびえています。
創建の年代は不明ですが、紀伊風土記に「村中より寅の方に、海蔵寺があり」とあります。
本堂は浦儀左衛門(地士で先祖は代々大庄屋を勤めた)先祖一建立といわれ、本堂裏に浦家代々の墓所があります。
境内に石地蔵があり、台座に小河浦十郎の父義継天正十一年五月一日心源本空居士とあります。
当山の勧請開山が大寂常照禅師(永正3年9月10日寂)で、開創は、室町の末期頃です。
中興瑞巌元周和尚(元禄4年寂)に至って再建。 世に左甚五郎の建築と称し、すばらしい建築様式の寺であったと、古老の言い伝えがあります。「浦氏が勧進元」。
この本堂は不幸にして、明治28年冬、不審火によって全焼、わずか過去帳一冊を持ち出しただけですべて灰燼に帰しました。幸い薬師堂が火災をまぬがれ、薬師如来を本尊として迎えて、明治34年現在の本堂を再建しました。
当山では、ご本尊を東方薬師瑠璃光尊仏と伝えられています。
病気平癒に御利益ありと、薬師さんにお参りの善男、善女が多いです。
ご案内
南無本尊東方薬師瑠璃光尊佛。 大般若波羅密多経。観音経。
御本尊
東方薬師瑠璃光尊仏