醫王山
南珠寺

なんしゅじ

薬師様が本尊で、傳教大師（天台宗初祖最澄）の作と言い伝えられています。寺の入口には南珠寺鎮守秋葉山（秋葉三大坊大権現）があり、街並みにとけこんだお寺です。

南珠寺には、南北朝後期の作と思われる史跡石造宝篋印塔があります。（今は本堂前境内に在ります。）

毎年4月8日を例祭とし盛大にお祭りが行われています。

ご案内

薬師如来は、伝教大師作（伝）佐野の、お薬師さんと親しまれております。神武天皇の碑が、近くの海岸にあり、「遂に狭野を越えて熊野の神邑に到・・」と書かれています。

御本尊

薬師如来

石造宝篋印塔

石造宝篋印塔

本堂前境内に、一部欠損した宝篋印塔が一基あります。石質は砂岩で、銘文はありませんが、直立に近い隅飾り模様などから、製作は南北朝時代後期のものと思われます。
同寺と中世佐野荘を領した別当家一族（丹鶴姫の後裔）の来歴を考えるうえでも貴重な遺品です。

徳本上人の碑

南珠寺の門を入るとすぐ左側に高さ1.23メートル、幅53センチメートルの自然石が立っています。これは、江戸時代に諸国に念仏を広めた徳本上人の記念碑です。
正面に上人自筆の独特の書体の「南無阿弥陀仏」の六字、左手下部にこれも自筆で「徳本」のサイン、裏面下部に「講中」と刻まれています。

御歌

くまのじや　
佐野のわたりの　
しおかぜに
かおるやくしに　
まいるやすらぎ

南珠寺連絡先

和歌山県新宮市佐野3丁目4ー6

0735-31-6548

交通のご案内

京阪神方面から電車にて

京都・新大阪駅からJRきのくに線にて紀伊佐野駅下車徒歩1分。熊野交通バスで佐野駅バス停下車。徒歩3分。

京阪神方面から自動車にて

①内陸ルート：阪和自動車道南紀田辺IC から国道42号、国道311号、国道168号を経て新宮市へ。新宮へ入り、国道42号佐野駅前で勝浦方面へ入ってすぐ。
②海沿いルート：阪和自動車道・紀勢道すさみ南ICから国道42号を経て、スーパーオークワ手前を左へ入ってすぐ。

名古屋方面から電車にて

名古屋からJR紀勢本線・特急ワイドビュー南紀号で新宮駅下車。熊野交通バスで佐野駅バス停下車。徒歩3分。

名古屋方面から自動車にて

東名阪自動車道・伊勢自動車道・紀勢自動車道・熊野尾鷲道路・国道42号を経て新宮市に入り、勝浦方面に南下。新宮市佐野スーパーオークワ手前を右折。