阿須賀神社
KUMANOMANDARA23

秦の徐福、蓬萊山伝説の地

阿須賀神社

あすかじんじゃ

熊野川河口近くの蓬萊山南麓に鎮座する古社で、西方にある熊野速玉大社の摂社です。

祭神は事解男命で、熊野速玉大神・熊野夫須美大神・家津美御子大神を配祀神とし、建 角身命・黄泉津道守命を合祀しています。社伝では孝昭天皇の時の創立といわれます。 平安時代から「阿須賀王子」とされ、熊野詣での人々が奉納した平安時代後期から室町時代の御正体・懸仏が社殿裏から大量に出土するなど、熊野信仰の重要な王子社であったと思われます。

神社の後方にある蓬萊山は神山らしい秀麗な山で、境内には、阿須賀遺跡があり、弥生時代の土器が出土しました。

現在、境内には復元された阿須賀遺跡の壁穴住居のほか、出土した御正体などを展示し た新宮市立歴史民俗資料館があります。

なお、明徳元年(1390)足利義満が造替に際して奉納したという国宝の古神宝類二七点は、京都国立博物館に保管されています。


主な行事

  • 2月6日 神倉祭 他神社と合同

  • 10月15日 例祭・新馬渡御式 他神社と合同

  • 蓬萊山

蓬萊山

秦の始皇帝の命を受け、不老不死の霊薬を求め、多くの童男童女とともに船出した徐福がたどりついたと伝えられます。

御歌

満天の 
星の如くに 
桜満ち
阿須賀の宮の
力湧き出づ

阿須賀神社連絡先

和歌山県新宮市阿須賀1丁目2-25

0735-22-3986

交通のご案内

京阪神方面から電車にて

京都・新大阪駅からJRきのくに線にて新宮駅下車。徒歩8分。

京阪神方面から自動車にて

①内陸ルート:阪和自動車道 南紀田辺ICから国道42号、国道311号、国道168号を経て新宮市へ。
②海沿いルート:阪和自動車道・紀勢道すさみ南IC から国道42号を経て、新宮市へ。

名古屋方面から電車にて

名古屋からJR紀勢本線・特急ワイドビュー南紀号で新宮駅下車。徒歩8分。

名古屋方面から自動車にて

東名阪自動車道・伊勢自動車道・紀勢自動車道・熊野尾鷲道路・国道42号を経て新宮市へ。