神倉神社
KUMANOMANDARA21

熊野三山元の宮 神が降臨した権現山

神倉神社

かみくらじんじゃ

新宮市市街地の西方にそびえる神倉山 は権現山とも呼ばれ、熊野三所大神が熊野三山に祀られる以前に、熊野に初めて降臨された神体山として崇められてきました。

主峰は千穂ヶ峰(253メートル)で、 「鎮護ヶ峯」とも記されているように、神仏が鎮まり守護してくれる山です。古くから熊野速玉大社の神降臨の聖域として重要でした。

神倉神社は「天ノ磐盾」と呼ばれる断崖絶壁の上にあり、「ゴトビキ岩」と呼ばれる磐座(いわくら)をご神体とする自然信仰を伝えています。古代から霊域として、また修験者の行場として栄えてきました。

毎年2月6日の夜には、白装束に身を包んで急な石段を駆け下る勇壮な「お燈祭り」という国に類例のない珍しい火祭りが行われます。


ご案内

祖先神にて、先祖に無事安楽を祈願します。

主な行事

  • 2月6日 お燈祭り

  • ご神体のゴトビキ岩

  • お燈祭り

お燈祭り

毎年2月6日夜に行われる神倉神社の例祭で、白装束に身を包み、ご神火を移した松明を持って神倉山の山頂から38段の石段を一気に駈け下る男の祭りです。
この祭りは、火の洗礼を受けるものとして始められたもので、闇の中に松明の火が躍動するその壮観さから「お燈まつりは男のまつり、山は火の滝、下り龍」と新宮節にも唄われています。

御歌

三くま野の 
神くらやまの 
いしだたみ
のぼりはてても 
楢いのるかな

神倉神社連絡先

和歌山県新宮市神倉

交通のご案内

京阪神方面から電車にて

京都・新大阪駅からJRきのくに線にて新宮駅下車。徒歩30分。熊野交通バスで裁判所前バス停下車。徒歩15分。

京阪神方面から自動車にて

①内陸ルート:阪和自動車道 南紀田辺IC から国道42号、国道311号、国道168号を経て新宮市へ。
②海沿いルート:阪和自動車道・紀勢道すさみ南ICから国道42号を経て、新宮市へ。

名古屋方面から電車にて

名古屋からJR紀勢本線・特急ワイドビュー南紀号で新宮駅下車。熊野交通バスで裁判所前バス停下車。徒歩15分。

名古屋方面から自動車にて

東名阪自動車道・伊勢自動車道・紀勢自動車道・熊野尾鷲道路・国道42号を経て新宮市へ。