補陀洛山寺
KUMANOMANDARA20

天台宗 補陀洛渡海ゆかりの寺

熊野山

補陀洛山寺

ふだらくさんじ

補陀洛渡海で知られる当寺は、仁徳帝の御代にインドより渡来した裸形上人により開かれたと伝えられています。

那智七本願の一寺として隆盛をきわめますが、文化5年 (1808)の台風で諸堂塔が破壊されました。その後、仮本堂が建てられましたが、現在の建物は平成2年(1990)11月 に再建された、室町時代様式の高床式四方流宝形型です。

御本尊の、三貌十一面千手千眼観世音菩薩は、平安時代後期の作と伝えられ、御丈1メートル90センチ、香木造立像で国の重要文化財の指定を受けています。


ご案内

観音浄土信仰を信じ、日々安楽を観音菩薩の慈悲にお祈りします。

御本尊

千手千眼観世音菩薩

主な行事

  • 1月27日 立春大護摩供星祭祈祷会

  • 5月17日 春祭り・渡海上人供養

  • 7月10日 土用護摩供・先祖供養

  • 補陀落渡海船

  • 御本尊の三貌十一面千手千眼観世音菩薩

補陀洛渡海

那智の浜から生きたまま船に乗せ、観音の浄土すなわち補陀洛山に往生しようとする宗教儀礼で、この地から多くの行者が渡海しました。
渡海上人の墓、二位尼・平時子、三位中将・平維盛の供養塔 が裏山に現存しています。
毎年一月二十七日に立春大護摩供星祭祈祷会、五月十七日に春祭り、渡海上人供養、七月十日 に土用護摩供養と先祖供養が行われます。

御歌

観音の 
おはしまします 
お浄土は
青く澄みたり 
補陀洛の海

補陀洛山寺連絡先

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮348

0735-52-2523

交通のご案内

京阪神方面から電車にて

京都・新大阪駅からJRきのくに線にて紀伊勝浦駅下車。 熊野交通バスで那智駅バス停下車。徒歩3分。

京阪神方面から自動車にて

阪和自動車道・紀勢道すさみ南ICから国道42号、那智勝浦新宮道路に入り、那智勝浦ICを出て、県道46号を経由し、 那智駅前で那智山方面へ入ってすぐ。

名古屋方面から電車にて

名古屋からJR紀勢本線・特急ワイドビュー南紀号で終点那智勝浦駅下車。熊野交通バスで那智駅バス停下車。徒歩3分。

名古屋方面から自動車にて

東名阪自動車道・伊勢自動車道・紀勢自動車道・熊野尾鷲道路から国道42号を経て、那智駅前で那智山方面へ入ってすぐ。