尋聲寺
KUMANOMANDARA5

曹洞宗 遊行上人ゆかりの寺

横尾山

尋聲寺

じんしょうじ

尋聲寺は、千手観音菩薩を御本尊とする曹洞宗の寺院です。衣笠山の中腹に位置し、かつては山頂の衣笠城跡をはじめ周りの山々にも多くの城跡が残り、また近くには万呂王子、三栖王子の史跡もあり、昔から交通の要所であったと思われます。

開寺時は不明ですが、御本尊の台座は鎌倉期の物とされており、400年前の太閤検地帳にはその名が残されております。江戸初期に、紀州藩主徳川頼宣公の機縁により、初代弧舟禅師が曹洞宗に創建されました。

前本堂は200年前に建立され、現本堂は平成九年に再建されました。堂内には県内美術家による天井絵が奉納されています。


ご案内

1月末より2月にかけて、梅の花が一面に咲き、鐘楼堂よりの眺めは見事です。 4月はつつじが山を彩り、境内には四季の花々が咲きます。 道元禅師の句碑、山頭火、松尾塊亭の句碑があります。 お写経、写仏体験、絵馬描き体験が出来ます。(要予約)

御本尊

千手觀音菩薩

御歌

むかし見し
いま来て
三栖の古寺に
千手のちかい
後の世のため

尋聲寺連絡先

和歌山県田辺市中三栖1761

0739-34-0601