KUMANOMANDARA1
熊野大権現 熊野三山三世信仰 源平合戦ゆかりの神社
闘雞神社
とうけいじんじゃ
社伝によると、人皇十九代允恭天皇8年(419) 九月、熊野権現(現熊野本宮大社)をこの地に勧請し、田辺の宮として奉ったのが起源で、白河法皇のときに熊野三所権現を勧請し、熊野三山御参詣に替えたと伝えられています。
そして、近衛院久安3年(147)、別当湛快のときに天照皇大神以下十一神を勧請し、新熊野権現 と称して祀られました。
このように三度にわたり熊野三山 (本宮・新宮・ 那智)各社の御祭神を勧請し、熊野権現の三山参詣 に替えるという三山の別宮的存在として、熊野信仰 の一翼を担い、熊野街道(大辺路・中辺路)の分岐の要衝地としての田辺に鎮座されました。
この社名は、熊野別当湛増が源平合戦に臨んだとき、源氏・平氏のどちらに味方するかを占うために、紅白の鶏を戦わせたという故事にちなんで新熊野雞合大権現の名が生まれ、明治維新の神仏分離令により闘雞神社と改称されました。
ご案内
鶏合せの故事から勝運の神として仰がれ、導き・開運の信仰。 御神徳により、縁結び・子宝授受・安産・夫婦円満・厄除開運・他諸願成就。 熊野権現信仰により、過去の救済、現世の加護、来世の安楽と、三世の守護神。 樟の御神木に、延命長寿、無病息災の信仰。樟木の葉に歯痛完治の信仰。 梛の神木は凪に通じるといわれ、夫婦円満や、海上の安全に信仰有り。